地鎮祭とは?どんなことをするの?
こんにちは、Hands Factoryです。
昨日は、弊社のお客様の地鎮祭に参加させていただきました。
ということで、今回は、地鎮祭について少し書いていこうと思います。
■地鎮祭とは?
「一生に一度のお買い物」と言われるように、マイホーム購入は多くの方にとって人生でたった一度の経験になるかもしれません。
同じように、「地鎮祭」も多くの方にとって、一生に一度の体験になる可能性は高いですね。
では、実際に地鎮祭とはどのような儀式なのでしょうか?
地鎮祭とは、土木工事や建築などで工事を始める前に行う、その土地の守護神(鎮守神)を祀り、土地を利用させてもらうことの許しを得る。これには神式と仏式がある。一般には神を祀って工事の無事を祈る儀式と認識されており、安全祈願祭と呼ばれることもある。
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ということで、平たく言えば、「新築工事の前にその土地の神様にご挨拶をして、安全祈願をする」といったような儀式になります。
「ウチも新築建てたけど、地鎮祭やってないよ!」
というご家族もいらっしゃると思います。
地鎮祭は、必ずしなければならないものではなく、あくまでも施主様の自由な判断で行うものですので、新築を建てたご家族でも、地鎮祭をされていないご家族もいらっしゃいます。
■地鎮祭って実際にどういうことをするの?
まずは、お清めのために手を洗います。
その際に、使用するのがこちら。
こちらの写真に写っている用具は「手水用具」と呼ばれるものです。
一番左にある桶のようなものが、手を洗うための水を入れるものです。
左から二番目にある用具は、手を拭くための紙を置くための台のようなものです。
左から三番目の真ん中に穴が空いている用具は、手を拭いた紙を入れるものです。
一番右にある、葉っぱが入った桶は手を洗う場所です。
(写真の順番が少し間違っておりまして、本来であれば、一番左の水を入れる桶の横に、手洗い場となる葉っぱの入った桶が来ます。)
という感じで、地鎮祭に来られた方は、まずこちらの用具を使用して手を洗います。
手洗いが完了したら着席し、地鎮祭を開始いたします。
開式の後、祭典の本儀に先立ち、修祓(しゅばつ)と呼ばれる儀式を行います。
これは参列者・お供え物を祓い清める儀式です。
次に降神(こうしん)と呼ばれる儀式を行います。
祭壇に立てた神籬に、その土地の神・地域の氏神を迎えます。
次に献饌(けんせん)と呼ばれる儀式を行います。
これは神に祭壇のお供え物を食していただく儀式です。
次に祝詞奏上(のりとそうじょう)と呼ばれる、祝詞を奏上します。
その土地に建物を建てることを神に告げ、以後の工事の安全を祈ります。
次に清祓・散供(きよはらい・さんく)をします。
土地の四隅を祓い清め、合わせて米・塩・切麻を撒きます。
次に地鎮(じちん)を行います。
地鎮ではこのような用具を使用します。
忌鎌(いみかま)を使った草刈初(くさかりそめ)、忌鍬(いみくわ)を使った穿初(うがちぞめ)、鎮物(しずめもの)の埋納等が行われます。
地鎮の様子は動画をご覧ください。
といった風に、地鎮を行います。
次に、玉串拝礼(たまぐしはいれい)を行います。
神前に玉串を奉りて拝礼します。
そして、お供え物を下げる撤饌(てっせん)を行い、
最後に神籬に降りていた神をもとの御座所に送る昇神(しょうしん)の儀式を行い閉式となります。
このような形で地鎮祭が行われます。
なんとなくイメージがつきましたか?
地鎮祭は、「新築工事の前にその土地の神様にご挨拶をして、安全祈願をする」儀式ですので、これから新築をご検討中の方は、ぜひご検討くださいませ。