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2018.08.24

中古リノベーション市場

こんにちは!
Hands Factoryです。

今回は、中古リノベーションの市場について少しお話しさせていただきます。
リノベーションという言葉が世に出回るようになってから、だいぶ年月が経ちました。
ここ数年で、ようやく浸透してきたのではないかな?というような印象を受けます。

国の住宅に対する政策に変化が見られたのが2001年頃、今から約17年ほど前になります。
この時に打ち出されたのが、「既存住宅ストック重視」の方向性です。
それまでは、新築の供給を重視していましたが、その反面ある社会問題が発生してしまいました。
それが「空き家」問題です。

この空き家問題を解決するために、国の政策も方向転換されたのです。
2001年当初は、制度としては具体性がなく、あまりしていませんでしたが、ここ数年で方針や政策、ガイドラインなどの詳細が制定され、徐々に「既存住宅ストック事業」が定着してきました。

そして、平成28年3月、今後10年の住宅政策の指針として『住生活基本計画(計画期間:平成28年度~37年度)』を閣議決定し、同計画では成果目標として、「住宅ストックビジネスを活性化し、既存住宅流通・リフォーム市場規模を倍増、20兆円規模にすることを目指す」としています。

このような背景からもわかるように、今や中古住宅市場は、単に不動産屋が儲けるための市場ではなく、国を挙げて盛り上げていこうとしている市場なのです。
それに伴って、中古リノベーション市場もどんどん成長しています。

ただ、リノベーション市場が成長しているのは国が既存住宅を重視しているからというような単純な答えではありません。

一昔前は、「良いものを作れば売れる」といったような、大量生産・大量消費、マーケティング的に言えば「プロダクトアウト」の時代でした。
ですが、時代の変化とともに、大量生産・大量消費の時代はもはや古いものとなり、マーケットイン・カスタマーインといったような、より市場やユーザーに目線を向けて商品を開発しなければ売れない時代がやってきました。

まさに「家」も同じなのです。
「新築」ならば売れるという時代はとうの昔に過ぎ去っているのです。
なぜならば、「家・マイホーム」を購入する人々の考え方や価値観が多種多様になってきたからです。

・綺麗な新品の家に住みたい
・地震や災害に備えてフルスペックの丈夫な家が欲しい
・味がある古き良き情緒の残る家に住みたい
・広い庭が欲しい
・趣味の車をいじれるガレージが欲しい
・自宅兼店舗にして、家に居ながら仕事がしたい
・希望のエリアなら建売でも注文でも中古でもなんでも良い

など、数えればキリがありませんが、家族ごとにマイホームに求めるものは様々です。

さらに言えば、今やある意味ブームにもなっているDIY。
家づくりで言えば、このDIYが派生して、
・床の張り替えやクロス張り替えは自分たちでやりたい
・外壁は自分たちで塗りたい
・家具は自分たちで作りたい
など、ユーザー参加型の家づくりも浸透してきています。

このように、市場やユーザーの趣味嗜好・ニーズ・ウォンツは十人十色なのです。
こう考えると、中古リノベーション市場が成長してきている理由も自然に理解できますよね。

お金がないから中古を買うのではなく、自分たちらしい生き方をしたいから中古住宅を購入してリノベーションをするのです。
実際に弊社のお客様やご相談に来られる方のほとんどが、新築を購入するだけの金銭的能力がある方々ばかりです。

なぜ、中古リノベーションが注目されているのでしょうか?
なぜ、新築の市場が伸び悩んでいるのでしょうか?
あなたの住みたいおウチはどんなおウチですか?
ご家族皆様の笑顔が溢れるおウチはどんなおウチですか?
あなたらしい生き方のできるおウチはどんなおウチですか?

マイホームをご検討中の皆様。
今一度、「あなたらしさ」について考えてみてください。

そのような視点から「住まい」について考えてみたら、きっとあなたの理想のマイホームが見つかります。

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